無料で使えるキーワード選定ツールとして有名なUbersuggest(ウーバーサジェスト)についての解説記事です。

  • 無料でどのくらい使えるのか?
  • Ubersuggestは信頼できる?
  • どんな機能があるのか
  • 料金や使い方

読んでいただければ以上のようなUbersuggestの概要と実践的な使い方がわかります。


もくじ

Ubersuggestとは

UbersuggestはWEBマーケティングの天才と言われるNeil Patel(ニールパテル)が提供しているキーワード提案ツールです。言わずも知れた有名人ということで信頼性は確かだとされています。

Neil PatelのTwitterアカウント

Neil Patelのプロフィールは以下の通り。

Your source for all things marketing. Neil Patel is a New York Times best selling author. The Wall Street Journal calls him a top influencer on the web, Forbes says he is one of the top 10 marketers, and Entrepreneur Magazine says he created one of the 100 most brilliant companies. He was recognized as a top 100 entrepreneur under the age of 30 by President Obama and a top 100 entrepreneur under the age of 35 by the United Nations. Neil is the co-founder of Neil Patel Digital, learned marketing because he had no choice. At the age of 16, he created his first website and paid a few marketing firms to help him out, but they provided no results and took all of his money. He was left with no choice but to learn marketing, and he eventually got good at it.

出典:https://www.youtube.com/user/neilvkpatel/about

プロフィールによると、ニールパテルは、ニューヨークタイムズのベストセラー作家であり、ウォール・ストリート・ジャーナルで最高のインフルエンサーと言われ、フォーブスでもトップ10のWEBマーケターの1人と言われている人物です。35歳未満のトップ100起業家として国際連合から認められたなどいわゆる天才です。

他にもヒートマップツールのcrazy egg、顧客分析ツール KISSmetricsなどにも携わっています。

そんなニールパテルが提供しているキーワード測定ツールがUbersuggestになります。

正確に言うとニールパテルの公式サイトが提供している「オールインワンSEO対策ツール」の機能のひとつがUbersuggestになります。

注意点として無料で利用することはできますが、かんり制限があります。

現在はすぐに会員登録へのポップアップが表示されるようになりました。普通に使うなら有料プランに登録する必要があります。(1日1キーワードくらいなら無料で使える)

それでは使い方や機能をご紹介します。

Ubersuggestの使い方

Ubersuggest公式サイト

Ubersuggestの公式サイトへアクセスしたあと、キーワードもしくはドメインを入力します。使い方としてはこれだけです。

無料版はかなり制限があるのでほぼお試し用

冒頭でも言いましたが、1〜2キーワードくらいなら無料で利用できます。実際に作業用として使うなら有料版が必要になりますので念頭に置いといてくださいね。

無料版はしばらくすると…

使っているとGoogleアカウントでのログイン(会員登録)を求められます。

Ubersuggest会員登録画面

登録しても24時間後にしか利用できなくなりアップグレードを求められます。

Ubersuggestの料金ですが、値上がりしています。以前は月額1,000円で利用できましたが、現在の料金は以下の通り。

月払いで2,999円

年払いで2,499.17円

Web上で利用できる利点は大きいですが、サブスクとしては高いですね。僕はRankTrackerを使っていますが、それでも年額14,000円ほどです。

キーワード調査や検索順位チェックツールではRankTrackerやGRCを使っている人も多いのでツールをお探しの方はレビュー記事も読んでみてください。

関連:【レビュー】RankTrackerは検索順位を上げるための最強SEOツール

それでは機能紹介、Ubersuggestで調べたいキーワードを調べていきましょう。

ubersuggestの機能紹介

Ubersrggestのメニューには

  • ①概要
  • ②キーワード候補
  • ③コンテンツアイデア

があります。まずは調査したいキーワードを入力してみましょう。試しに「ブログ 始め方」で検索してみます。

キーワードを調査する

「ブログ 始め方」で検索した調査結果が以下の通りです。

機能1:キーワード概要

調査したキーワードの概要がわかります。検索ボリュームやSEO難易度、有料難易度、クリック単価を知ることができます。

ニールパテルのアイコンが検索順位トップ10のサイトの平均的な被リンク数とドメインスコアも教えてくれます。

使い方としては

概要で大まかにキーワード全体の情報をチェックしてからキーワード候補やコンテンツ候補の詳細情報を見るといった流れになります。

検索ボリューム1ヶ月間の検索ボリューム
SEO難易度オーガニック検索で競合を分析した結果からの検索上位表示の競争レベル
有料難易度有料広告を利用した時の競争レベル
クリックセパレータ(
CPC)
キーワードの価値
キーワード概要でわかること

検索ボリュームの年間推移

検索ボリュームでは年間を通して月ごとの検索数がどのくらいあるのかを確認することが可能です。季節のイベントによる検索数の変動やモバイルとパソコンでの検索ボリュームの違いもわかります。

検索ボリュームの中でSEO、リスティング、クリックなしからの流入数がわかります。検索者数の年齢分布までわかってしまいます。

機能2:キーワード候補(Keyword Suggestions)

キーワード候補では関連キーワード(サジェストにも切替可能)ごとの検索ボリュームやCPC、SEO難易度(SD)、有料難易度(PD)がわかります。

さらにキーワードごとに上位10サイトの検索流入数、被リンク数なども確認することが可能です。

10キーワード候補

機能3:コンテンツアイデア(Content Ideas)

コンテンツアイデア(管理画面ではコンテンツ候補と表示)ではそのキーワードでSNSでのシェア数や被リンクが多いWEBページのコンテンツのリストを確認することが出来ます。

facebookやPinterestでシェアされた数、被リンクの数、検索からの流入数の一覧が表示されるので、オーガニックな検索以外でバズってアクセスが多いコンテンツがわかります。

ただ、下記は「ブログ 始め方」で調査したときのコンテンツ候補の一覧ですが、関係性の薄そうなコンテンツも含まれています。

こういった場合は「ブログ 始め方」で検索流入もあり、シェア数も多いコンテンツが参考になります。

コンテンツアイデアの表示画面

「キーワード」をクリックするとどんなキーワードで流入しているかがわかります。

コンテンツ候補のキーワード表示画面

「リンク集」をクリックするとどこから被リンクを受けているかがわかります。

コンテンツ候補のリンク集表示画面

実践的な使い方

では実際にUbersuggestをどのように使っていくのか。ツールで知ることができる情報を元に戦略を立てていくことになります。

僕の場合の使い方を箇条書きにしましたが、これが唯一の正しい使い方ではありません。ツールを使って集めた情報から「検索するユーザー(読者)が求める、わかりやすいくて、悩みを解決する記事を書くこと」1番重要です。

それを踏まえて他の人が思いつかないようなオリジナリティのある戦略的な記事を書いて行く事になります。そうやって考えるとめっちゃむずかしいですね。

  1. 上位表示を狙いたいキーワード「ブログ 始め方」をツールに入力する
  2. 検索ボリュームを確認して少なすぎる場合はキーワードを考え直す(僕の場合は100以上あれば書きます)
  3. 検索上位10サイトのどんな記事が書かれているのかを一通り目を通す。
  4. ドメインスコアやSEO難易度、有料難易度をチェック
  5. 3.4を参考に自分の実力で記事が上位表示できるかを考える。
  6. 自分の方が詳しいことや違った切り口を書ける、もっと読者の求める記事が書けると判断したらこのキーワードに決定
  7. 関連キーワードやサジェストからそのキーワードで検索する人を想像する(ペルソナ)
  8. 記事を執筆
  9. 記事のタイトルは最後に決めて投稿(他の上位サイトと似たようなタイトルにならないように気をつける)

こんな感じです。

まとめ

  • UbersuggestはWEBマーケティングの天才ニールパテルのツールで信頼性は確かである。
  • 現在は無料ではほとんど使えない(1キーワードの情報の途中まで)
  • 検索ボリュームやサジェスト、関連キーワード、被リンク数、検索順位のほかSNSでのシェア数なども調査することが可能

ツールを使って得た情報をどのように使っていくかは自分次第。すべては検索ユーザーのことを考えた記事作りをゴールに考えましょう。