日本には10万以上の神社があると言われています。自分の家の近所を歩いていても、繁華街なんかを歩いていてもどんなところにも神社を目にする事がありますよね。

ただ、なんとなく疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

「同じ名前の神社がたくさんある?」

私も最近、近所を歩いていると厳島神社があったので、あの有名な宮島にある厳島神社とここにある厳島神社はどういう関係なんだろう?と調べてみることにしました。


同じ名前の神社が色んな所に存在する理由

他にも稲荷神社や、八幡神社なんかもよく目にしますよね。これらの同じ名前の神社が色んな所に存在する理由を説明します。

 

全国に神社には大元となる神社があり、そこから御祭神の分霊を迎えて祀ったからです。このことを勧請(かんじょう)と言います。

この勧請では元となる神社の名前やその一部分を借りて全国各地の神社を作ります。神様をわけるという表現が正しいかはわかりませんが、力を分けてもらうという感じです。

分霊によって分けられた神様は下の神様と同じ力を持っているそうなので勧請した神社にお参りすることは、元の神社にお参りする事と同じということになります。

この分霊によって作られた神社の事を分祠、分社、今宮と呼びます。

言葉をまとめると

分霊・・・神様を分ける

勧請・・・分霊によって移された神様を祀ること

分祠、分社、今宮・・・勧請した神社のこと