2019年10月1日から実施される消費税率の引き上げによってヤマト運輸では運賃改定が決定しています。
ヤマト運輸の運賃がどう変わるのかざっくりまとめると
- 現金払いの場合は運賃が数円値上げ
- キャッシュレス決済(電子マネーなど)での支払いは値上げなし
- 新サービスの利用促進のための割引サービスの拡大
これらが今回の運賃改定の3本柱です。ヤマト運輸さんは消費税が10%になるタイミングでキャッシュレス化や新サービスを促進、そしてネコピットやスマホなどの利用者を増やして効率化を図るという狙いがあるのだと思います。
もくじ
現金払いの場合は運賃が数円の値上げ
ヤマト運輸の現在の運賃に消費税を上乗せすると1円単位の端数が出ます。例えば東京都から愛知県まで80サイズの荷物を運んでもらった場合の運賃は1040円です。そこに消費税10%を上乗せすると1144円ですが、1円単位の端数が四捨五入され1150円となります。
1円単位の小銭を持ち歩くことになるドライバーさんへの配慮とも考えられますね。
キャッシュレス決済の場合は運賃そのまま
一方でキャッシュレス決済(電子マネーやApplePay)などで決済をした場合は運賃にそのまま消費税10%が加算されることとなりますので、値上げはされません。私たちが払う運賃は実質消費税分プラスされますが、それはしょうがないことですね。
ヤマト運輸で利用できるキャッシュレス決済とは
現在ヤマト運輸で利用できるキャッシュレス決済の手段として2019年9月現在で挙げられるのは「クロネコメンバー割」「電子マネー」「ApplePay」「キャリア決済」です。(キャリア決済は「宅急便はスマホで送れる。」のサービス利用時につかえます。)
電子マネーはnanacoや楽天Edy、ワオン、そして交通系電子マネーのKitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimocaなどが利用できます。
割引サービスを拡大
ヤマト運輸からいろいろなサービスがリリースされていても使わなければ意味がありませんよね。スマホや店頭の端末を利用して、今までと違うやり方を試すのは誰だって少しめんどくさいと思いがちです。
ヤマトさんもそれをわかっているんでしょう。そういった「めんどくさそう」を解消するために新しいサービスを中心に割引サービスを展開しています。
- キャッシュレス決済のほうが運賃が安い
- ネコピット(店頭端末)や「宅急便はスマホで送れる」を利用した場合のデジタル割が50円から60円に。
- クロネコメンバー割(プリペイドカード)のチャージ下限額を5000円から3000円にして入金しやすいように。
- 宅急便センター受け取りサービスの割引額を54円から60円に
このようにスマホでの荷物の発送や店頭端末、キャッシュレス決済など新しいサービスを中心に利用を促進させようとしていることがわかりますね。
少しでも運賃を安く済ませたいなら、機械が苦手な人も挑戦してみましょう!
出典:ヤマト運輸