もくじ
ズッキーニの栽培方法のコツ
ズッキーニはつるなしかぼちゃと呼ばれているウリ科の植物です。花壇では、苦土石灰を施し水はけのよい土になるように有機肥料や腐葉土をたくさん入れて耕した、風通しの良い場所に畝を作って植えましょう。数株植えるときは、50cm以上は株間をとりましょう。ズッキーニはかなり大株になるのですが、野菜用の深いプランターでも育てられます。狭い場所でも支柱を立てて上に登るように誘引すると、育てることが出来ます。原産地は南アメリカなので、日本の蒸し暑さや夏は苦手です。原産地の気候を頭に入れて栽培すると、どういう場所でどう育てるかヒントになりますね。ズッキーニには、青い実が成るものと、黄色い実が成る種類があります。種をまいて育てることも出来ますが、苗を買ってきた方が早く育ちますので、初心者は苗を育てましょう。
ズッキーニの栽培の時にかかる病気の対策方法は?
ズッキーニは、かぼちゃやきゅうりと同じく、うどんこ病にかかりやすいです。カビの一種で葉っぱが白くなって光合成が出来ず弱ります。家庭菜園用のスプレー式の農薬もありますが、オリーブオイル大さじ半分と重曹大さじ2をペットボトルに入れて水で溶かした水溶液をスプレーするとよく効きます。無農薬栽培大丈夫です。また、灰色カビ病になって花や実が腐ることがあるので注意です。せっかくの主枝の先にアブラムシが群がって枯れることもあります。アブラムシはウイルス病も媒介することがあるので、早目の対処が必要ですので毎日注意して見回りましょう。病気も害虫も早目早目に気を付けることが肝心です。
ズッキーニは受粉しないと腐るの?
ズッキーニはかぼちゃと同じく、雌花と雄花があり、雌花に人工授粉した方が確実に実が出来ます。株が少ないと放っておくと受粉せず、せっかくの雌花が咲いても実が出来ず、黄色く腐ってしまうのです。朝早く花が咲いている間に、10時までに雄花の花びらをとって雄しべの花粉を受粉しましょう。このとき株数が少ないと、雌花が咲いていても雄花が咲いていないことがあるので、雄花が咲いたら冷凍保存しておき、雌花が咲いたらとりだして受粉するか、または数株栽培しておき、花がたくさん咲くようにするといいでしょう。たくさん栽培しているとたくさん花が咲くので、虫が受粉してくれて、人工授粉の必要もないかもしれません。肥料は2週間に一度、化成肥料を一握り30gほど施し中耕します。実を収穫した後は、お礼肥といって施すと、株が元気を回復して再び実が付くようになります。ズッキーニは主枝を伸ばしていくので、整枝は必要ありません
ズッキーニの収穫時期やタイミングは?
ズッキーニの実の収穫は、開花して受粉後、4日から1週間後です。実は、あまり熟さない青いときに収穫します。収穫したズッキーニは、天ぷらにしてもおいしく、オリーブオイルで炒めて塩コショウしただけでもおいしいです。イタリア料理の夏野菜をオリーブオイルで炒めて白ワインで煮たラタトゥイユに欠かせない野菜です。自分で栽培して収穫した野菜をお料理して食べるのは最高においしいですよ。